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受験業界の現況① 大学受験予備校編

代々木ゼミナールの凋落

 大学受験予備校を巡る状況もここのところ大きく様変わりしています。一つはSKYと呼ばれた3大予備校(駿台・河合・代ゼミ)のうちの代ゼミの凋落が挙げられます。代ゼミはかつてスター講師と呼ばれる講師による授業に生徒が大教室からあふれんばかりに群がるという時期があったのですが、能力の高い講師によるクオリティの高い授業も当然あったでしょうが、中には人気取りのためのいわゆるパフォーマンス的な授業を行う講師も多く、生徒も学力の向上よりも面白さを授業に求めるという傾向に流れてしまった面もあるようです。当然、それでは学力の向上は望めませんから、かつて代ゼミで学んだ世代が親になり、子を予備校に通わせる段になって代ゼミは選ばれなくなっていったといわれています。また大教室に大人数の生徒を集めてマイクで授業するという形態も時代に合わなくなっていったようです。

駿台、河合は健在

 駿台は国公立大学志望者と理系志望者を集めて健在です。ここはデパートというより、昔からしっかりと固定した顧客層を持つ専門店という感じでしょうか。あまり、時代の流れに左右される感じはありません。ただし、私立文系を目指す受験生は駿台に行っても席の温まらない思いをするでしょう。駿台は私立文系を志望する受験生には合いません。

 そうすると私立文系を目指す受験生の受け皿は一昔前なら河合塾のみという感じでしたが、最近では私立文系を目指す受験生の選ぶ予備校として河合塾の他に四谷学院が台頭してきたという感じです。河合塾では私(塾長)の盟友ともいえる人物が教壇に立っており、四谷学院は現在も私(塾長)の出講している予備校なので、双方ともに偏りのない客観的な評価を心掛けてみましょう。

四谷学院の台頭

 まずは四谷学院から。四谷学院は私が東進から移籍した20年ほど前は、まだ当初の大検予備校の要素も色濃く残っていました。またよく「四谷大塚」と間違えられて「中学受験の塾ではありません!」といささか悔しい思いをしたのを覚えています。当時、MARCHの合格者が出ると「おお、よくやった!」と講師から歓声が上がったものです。それがいつしかMARCH合格は当たり前となり、早慶上智の合格者を輩出するようになりました。それにつれて講師から上がる声も「早慶合格者が出たな、すごいぞ!」というものに変わっていきました。それが10年ほどくらい前から東大の合格者が出始め、関西に京都校や大阪校が開校するに及んで、京大、阪大合格者が続出するようになったのです。さらにここ数年では国公立医学部の合格者を輩出するようになってきました。昔の大検予備校時代を知る身にとっては感慨深いものがあります。

 では、なぜ四谷学院はここまで躍進を遂げることができたのでしょうか?その原因として挙げられるのは1⃣一クラス30人前後の少人数制クラス2⃣55段階制度3⃣講師の質の向上の3点でしょう。

四谷学院の強み

1⃣少人数制クラス

 予備校にお子さんを通わせている親御さんにとって一番怖いのは、お子さんが授業が終わるまでただ座っているだけという事態です。いわゆる席を温めているお客さん状態です。こうしたことは大人数のクラスだと起こりがちです。さらに最悪のなのは大人数の後部席でスマホをいじっているという事態です。これでは何のために予備校に行っているのかわかりません。正にお金と時間の無駄です。この点少人数クラスであれば講師の目が届くのでこういうことは起こりません。大教室に生徒をギュウギュウ詰めにしてのマイク授業から少人数クラスへの移行は必然的な時代の流れといえるでしょう。

2⃣55段階

 塾や予備校に通っているのに成績の伸びない理由は明確です。授業を「聞きッパ」にして、復習しないからです。①授業を受ける➡②復習をする➡③定着度の確認テストを受ける➡④間違いを復習するという学習サイクルが確立されていれば成績は自然に伸びます。成績不振の生徒さんはこのサイクルが②や③の所で切断されているのです。②までは自分でやれても③以降は自分ではやれずシステムとして整備されている必要があります。四谷学院の55段階は③に当たります。これがシステムとして確立されているというのは強みです。さらに関西ではかなり学力を身につけた生徒さんが55段階だけを受けて自分の弱点を潰して京大・阪大・神戸大に合格するという状態にもなっているようです。

3⃣講師の質の向上

 私が四谷学院に入った20年ほど前は必ずしも「講師の層が厚く質が高い」といえない面がありました。それが年を追うごとに他予備校から移籍してくる講師も増え、やる気満々の若手が新規参入もしてきて講師の層が厚くなってきました。そこでの淘汰に生き残った講師たちが現在、教壇に上がっているわけですから、現在の四谷学院の講師の質は河合に比べても遜色ないといえると思います。

四谷学院の弱み

 前項で四谷学院をほめ過ぎた感もあるので、今回は四谷学院の弱いところに目を向けてみましょう。弱みというか現状での不足な点になろうかと思われますが、指摘されるのは教育コンテンツ面での不足でしょう。具体的には①テキストの内容②高校生講習内容の充実と体系化③高校生の授業時間の長さだと思われます。

ハードに関しては文句がありません。今は少人数制を謳う予備校も多いので、やはり四谷の最大の強みは55段階でしょう。しかも、現在では私の提言した過去問55が「東大英語」「京大英語」「早慶上智英語」というようにソフトもドンドン充実しています。自分の受けたい大学の過去問を解いて、その直後に講師から解説を受けられるのです。これはもう他塾・他予備校の追随を許さないコンテンツといえます。この過去問55を他の予備校生・塾生に開放したら門前列を成すでしょう。

 残るは、上記の①②③です。この点さえ改善されれば文句のない最強予備校になれる可能性があります。ただ、それが実現できるかどうかは明言できません。

河合塾の現状

 私が受験生であった40年ほど前は河合塾というと「名古屋から出てきた新しい予備校という」という印象(古過ぎ!)だったのですが、すっかり全国区の予備校となって長い時間が経ちました。河合塾のイメージといえば何といっても「地味だけど堅実」といったところでしょうか。講師も代ゼミや東進に比べると派手さはありません。そのかわり研究熱心で生徒の学力を確実に伸ばしてくれる講師が多いといった感じです。河合に出講している私の知人の講師たちもそんな印象です。敢えて河合の弱点というならば、私の仄聞する範囲では「名古屋に本拠があるため、テキストの内容が関西系の国公立大向に偏り、首都圏の私大や現役生には向いていない」ということがあったようですが、それも現在では改善されているのではないでしょうか。最近、複数の知人から耳にしたのが「河合は元来、2学期以降、生徒の力を直実に伸ばすことで生徒の信頼を集める地味でも実力のある講師を大切にしてきたが、最近は1学期の早い時期から生徒をキャッチできるタイプの講師を重用し始めている」「昔なら講師には採用されないような若い女性で、古文などでは着物を着て授業をするパフォーマンス系の講師が増えつつある」ということです。いわば「河合の代ゼミ化」といえる事態です。私は河合には出講していないので、真偽のほどはこの目では確かめようがないのですが、私にはこれは危険な兆候に思われます。河合が河合らしさを失う自殺行為に思われるからです。この業界の消長は恐ろしく速いので河合が危険な方向に行ってしまい、その結果、生徒の支持を失うのか、それとも変わらず生徒の支持を受け続けるのかは数年ではっきりするでしょう。

新SKY時代?

 伸長著しい四谷学院がこのままの勢いを維持し、大手予備校の一角である代ゼミに代わるYとなって大手新3大予備校=新SKYと呼ばれる時代が到来するのか、その帰趨はあと数年もすれば明らかになることでしょう。

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